【新唐人2011年4月11日付ニュース】4月10日、北京市内で中国政府の公認を受けていないキリスト教の“地下教会”が予定していた屋外礼拝が当局に阻止され、100人以上が拘束されました。
10日、北京の“守望教会”(しゅぼうきょうかい)は、それまで日曜礼拝を行っていた市内の食堂が当局によって使えなくなったため、海淀区の中関村の屋外に礼拝場所を変更しました。しかし、参加した信者らは警察に強制連行され、近くの小学校に拘束されました。
一方、牧師や長老などの教会責任者らは前日から監視を受けていたそうです。
教会の信者によると、当日午前7時半に礼拝場所に着いたときには、すでにパトカーに取り囲まれていたそうです。また、多くの信者は事前に当局の脅迫を受けたため、参加しなかったそうです。
北京守望教会信者 林さん
「数十台のパトカーが、現場を包囲していました、テープで現場を封鎖し、宗教管理局の人が、宗教管理条例を持っていました」
教会の信者によると、当局の締め付けが始まったのは2009年。今の国際情勢からさらに神経を尖らせているといいます。
北京守望教会信者 匿名
「我々は信仰のために宗教活動を行う。普通の団体です。他とは関係ありません」
また、一部の信者は当日午後5時の時点でまだ釈放されていないそうです。
アメリカの対中援助協会の責任者はメディアに対し、北京当局は理性に欠け、教会活動までジャスミン集会とみなし弾圧していると非難しました。
新唐人テレビがお送りしました。